フランスは海外競馬で代表的

四頭の御足

フランスはイギリスやアイルランドとともに海外競馬を牽引している国です。世界最高峰のレースとも言われる凱旋門賞はロンシャン競馬場で行われています。

フランスでは歴史の長い娯楽であり、中世でははブルターニュ地方とブルゴーニュ地方で大衆を楽しませていました。貴族たちは狩猟に使う馬の改良に力を入れていたので、競走馬を育成するためにサラブレッドを重視し始めたのは遅かったです。現在は競馬場が国内に240ヶ所もあるため、毎日どこかでレースが開催されています。

基本的にスローペースで最後に仕掛けて盛り上がりを見せてくれるのがフレンチスタイルです。馬と馬の間隔が狭く、人や馬が接触してしまいそうな緊張感があります。

シャンティ競馬場には最後の直線が出てきて少ししたところにメールマリーというチャペルがあります。このチャペルまで仕掛けてはいけないと言われており、スタミナが必要とされる直線までは無理をしないのが特徴的です。3~4コーナーの下りと上りは谷とも呼ばれ、谷で一定のペースを保ちながらスタミナを温存します。凱旋門賞の時期は雨が多いので調子が振るわないこともありますが、シャンティ競馬場は比較的水はけが良く世界レコードを記録したこともあります。